交通事故・交通事故に遭ってしまったら!治療前までの流れ
今回は、交通事故に遭ってしまった時の
事故発生時からの流れをお話しします。
事故に遭った際、あまりに突然の出来事に気が動転し
「大丈夫です。」と、すぐにその場から立ち去る方が多いようです。
その場合、後日身体のどこかに痛みを感じても
加害者に治療費を請求することが出来なくなってしまいます!
では、まず何をどうすればしっかり加害者から治療費を請求出来るのか?
事故当日から、シミュレーションしてみます。
被害者になってしまったら
事故発生当日
1.負傷者の救護・道路から危険物の除去
◇負傷者がいるかどうかを確認し、緊急を要する場合は救急車を呼びましょう。
自力で移動できる軽いケガの場合でも加害者に病院まで付き添ってもらいましょう。
◇二次災害を防ぐために事故車両を路肩等に安全な場所へ移動させ、非常点滅灯などの
停止表示器材を置きます。移動できない際は発煙筒などで事故があったことを知らせます。
2.警察へ「人身事故」届けの連絡をする
◇加害者が連絡しない場合は警察に連絡しましょう。
「いつ・どこで」発生時間・場所を伝えます。
(例)「○時●分ごろ、▲駅南口入口の信号のそばで交通事故に遭いました」
「どのように」事故の状況を伝えます。
(例)「私が信号待ちしている時に後ろから追突されました」
「誰が・何が・どうなったか」負傷者の有無、負傷レベル、破損物などを伝えます。
(例)「私の車の同乗者がケガをし、救急車を呼びました。車が破損し、後ろから
追突された反動で信号機の柱にぶつけました。車両一台が移動できず、
路上にあります」
N G:負傷者がいない、小さな事故だからといって警察に届けないと
「交通事故証明書」が発行されない為、保険金の支払いがされない場合があります。
3.加害者の確認
◇加害者の車検証、免許証を確認しましょう。あわせて連絡先(住所・電話番号・勤務先または
携帯電話の電話番号など)も交換しておきましょう。
◇自賠責保険や任意保険への加入状況も聞いておきます。
4.目撃者の確認と証拠の確保
◇後日、争いになった場合に証拠が必要となる場合もあります。目撃者がいたら
名前・連絡先を聞き、証人になってもらえるかも確認を取っておきましょう。
◇警察が到着するまで待っていてもらいましょう。
◇証拠品は通行の妨げにならないかぎり移動させず、触れないようにしましょう。
N G:警察が来る前にその場で示談交渉をするのはやめましょう。
5.事故の記録をとっておく
◇時間が経つと記憶は曖昧になります。なるべく早めに事故の状況をメモしておき
ましょう。あわせて写真を撮影しておくとよいでしょう。
◇警察が到着したら、事故の状況を聞かれますので、その時にも参考になります。
◇ケガをしているなど、その場で記録が取れない場合は、後日警察に確認して自分でも
情報を整理しておきましょう。
6.自分の加入している保険会社へ連絡
◇事故サポートデスクなど専用の番号があるので、保険証券と一緒に送られてくる
トラブルマニュアルを普段から車中に保管しておくといいでしょう。
ここまでが事故発生から治療前までの流れになります。
次回は、治療院での受診のお話からします。
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らいおん整骨院 院長 林 健一
東京都江戸川区下篠崎町9-2
03-3677-7232
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