四十肩・五十肩とは?原因と症状その③|江戸川区
◇どんな人に起こりやすいのか?
だからと言って、20・30代に起こらないわけではありません。
男女の差はというと、以前は圧倒的に
男性が多いと思われていたのですが、
今は、女性の方が多いと言われています。
◇利き手に多い?
『四十肩・五十肩』は、使い過ぎで痛むことが原因だから
利き手に起こりやすいでしょ?
と、思われてませんか?
実は、そうではないのです!
実際の患者さんのなかには、
「あまり使ってないのに・・・」
「利き手じゃないしなんでだろう・・・」
と、首をかしげる方がほとんどです!
「よく使うから痛む」
これが、痛みの原因の多い理由です。
しかし、四十肩・五十肩はまったく逆です!
『デスクワーク(事務・VDT作業・パソコン作業など)』
の方が『四十肩(五十肩)』になりやすいんです。
- ・普段使わない『利き手と逆側の肩』に起こりやすく
- ・肩を含めた身体をたくさん動かさない仕事に起きやすい
- ・肩関節周りの筋肉に柔軟性が低い人に起きやすい
必ずしも、よく使う人が四十肩・五十肩にならないという
ものではありません。
◇症状はどのようなもの?
四十肩・五十肩は、じっとしていても痛みます。
- 寝ているときにジンジン疼いたり
- 突然の痛みで目が覚めたり
- 寝返りをするたびにするたびに痛かったり
と、睡眠を邪魔されます。
- 「ほっといて治ると思っていたけど痛みが(1~2か月)長引いている。」
そんな人でも、1ヶ月程度で少しはましになります。そうすると、
「じっとしていれば痛くないけど肩を動かすと痛い」になります。
それが、次に起こる症状は、『挙上痛』です。
肩を下げた位置から、ほとんど挙げることが出来ず
服を着る、髪を洗うなど生活に支障をきたします。
最初はどう動かしても痛いのですが、徐々にその痛みも
ましにはなってきます。
といったように、どちらもすぐには良くならず
『まし』になる程度で、何か月も痛みが続きます。
肩の動きもいろいろあります。
1.伸展・・・後ろに振る動き(後ろのものを取る)
2.屈曲・・・前から上に挙げる動き(洗濯物を干す)
3.外転・・・横に挙げる動き(服に腕を通す)
4.外旋・・・外側にひねる動き(結髪動作)
5.伸展・内旋・・・背中に手を回す動き(結帯動作)
このような動きがあります。
そして、この順番で肩の動きも治っていくので
これを知っておくと、今自分がどれだけ治ってきているのか
目安にもなりますね^^
四十肩・五十肩は一度治れば
しばらく再発することはありません。
「昔、痛めたのがまた痛くなってきたのかな~」
その痛みが、また痛くなることは絶対にありません!
◇さいごに
『四十肩(五十肩)』は、はっきりとしたきっかけがなく起こるのに
痛みや生活の不便に苦しむ期間の長いやっかいな病気です。
「ほっといたら治る」
と思われている方は非常に多いです。
そう思っていても自覚しない程度の運動(可動域)の減少などが
残ったままになっている方がたくさんいらっしゃいます。
治療やセルフケアをしても1日や2日で治ることはありません。
そうなる前に、自身で気付き適度な運動をするように
心がけましょう!!
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らいおん整骨院 院長 林 健一
東京都江戸川区下篠崎町9-2
03-3677-7232
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